SSB管理人が購入した女の子向けPCゲームの感想置き場です


タイトル
紅い夜、星の囁きを聴け
メーカー
発売日・金額
2003.10.25/¥6,800(税別)
ジャンル
アドベンチャー/ホラー
対応OS・機能
Win&Mac
CGモード/回想モード/TXTスキップ・読み返し・オート
ストーリー
大企業社長令息である主人公は大学進学を機に折り合いの悪い父の元を離れ一人暮らし(世話係付き)を始める。暮らしはじめた街では殺人事件や失踪事件が相次ぎ、その影に吸血鬼の存在が噂されていた。やがて主人公の周りにも事件の影が忍び寄り…
ゲームの概要
Moon Parrotさんの第2作。吸血鬼もの。
会話選択と行動選択によって物語を進めていく、アドベンチャーゲーム。序盤の選択によって、自分が行動できる場所が変わっていきます。
期間は新学期開始の4月から大学祭の10月くらいまで。ルートによってはそれ以降も
感想
【お勧めユーザー】
吸血鬼が出てくるだけで嬉しい人
【難易度/攻略】
簡単とは言えませんがお目当てキャラに関わるよう行動・会話していけば、それなりに攻略できます。
【感想】
このメーカーのゲームは、初めて遊んだのですが、可もなく不可もなく。修正してからゲームを始めたので特に不具合はなく、普通に遊べました。
残念ながらキモの吸血鬼キャラ、ノエルには見た目も性格にも魅力を感じることができませんでした(もうひとりの吸血鬼カミーユはもっと嫌) 「孤高で厭世的な吸血鬼」不死に近い存在であることの苦悩や迫害される苦しみなどは、吸血鬼にはオプションみたいなもので、目新しさは感じられません。そこをどう料理して、この作品ならではの吸血鬼を見せてくれるかが、興味の的だったんですけど…。特徴というと、フランス系なのに英会話教師をしている…とか、何故か古風な日本家屋に住んでるとか…、実はビジネスに手を出して儲けちゃったりしているとか…。うーーん。現代日本の、身近に吸血鬼がいるかもしれない…というリアルさ(?)を出したかったのかもしれませんけど、それらしくないというだけで、あんまり面白みはないです。一般的に吸血鬼と言うと、ヨーロッパのゴシックな雰囲気を連想しますよね。ユーザーもそれを期待するんじゃないかと思うので、それなりの吸血鬼らしさは出しておくべきだったのではないでしょうか。まあ、やりすぎると類型的と言われるでしょうから難しいところですが、そもそも「吸血鬼」というモチーフを選んだ時点で「他吸血鬼作品との差別化」という命題は突きつけられていた訳です。
パッケージには「本格ホラーアドベンチャー」と書いてありましたが、ビジュアル的に血がほとんど描かれていないので、ホラーという感じもあまりしませんでした。18禁だし、もっと血描こうよ、と思ってしまったくらい。シーン的にも、ホラーな場面は少なかったですね。ホラーで期待すると間違いなくハズレです。
【攻略対象&Love】
主人公はお金持ちのボンボン丸出しな、甘ったれたワガママ男。吸血鬼は一言で言うと『嫌な奴』。主人公に感情移入できず、攻略対象を好きになれないというのはちょっと痛かったです。
でも、吸血鬼を無視して他の攻略キャラ(料理もできるインテリ眼鏡 、親友くん、鬼畜な助教授のセンセイ)のルートへ行けば楽しかったです(吸血鬼モノの意味がない…)
【システム&グラフィック】
※バグ有り。とくにMac版のバグはとんでもないようなので、ゲーム開始前にメーカ-サイトから修正ファイルをダウンロードして差し換えした方がよいです。
時間の進み方は変則的。行動選択付きのアドベンチャーということで、 1日の始めに昼間と夜、どう行動するかをあらかじめ選択させられるのですが(昼間→講議、夜→バイト、とか)ストーリーによっては強制的に予定が変更させられたり選ぶ間もなく予定がキャンセルされてしまったすることもあります(選ぶ意味がない) いつでもスケジュールが見られるようになっているものの、ゲーム中にスケジュールを見ても当日が何日なのか分からなかったりします。また、予定がなくても「昼→気の向くまま、夜→さっさと寝る」というスケジュール(?)を選択しなくてはならないことも結構だるかったです。もうちょっと何とかしてほしかった…
あと、ウインドウがフルスクリーン固定なので、色々困ることもある人いるかもしれません。ご注意。
キャラクターはあまり好き嫌いのなさそうな地味目な絵柄。
CG枚数は、足りてないという印象。絵自体は綺麗ですけど、イベント絵を1枚でもたせるのはキビシイと思うシーンは多いし、脇キャラの立ち絵も1枚もしくは最小限で済ませてしまっているので、深刻な話を笑顔で語るというような状態になって、違和感を感じるところがあります。あと異様にパースが狂っているイベント絵もあって、ちょっと気になりました。
【BGM&ボイス】
生音を盛り込んでいるそうで、そこらのPCゲームとはちょっと違うという印象です。深みというか重さがあって独特の雰囲気があります。
私はPCゲームにはコンピュータな音楽でいいと思うので、ちょっと重すぎるかなと思うのですが、TVドラマのようなBGMの方がいいという人は好きかもしれません。
こういうムードを大切にした方がよい作品は、BGMもいいですが、環境音(自然の音)を、もっとたくさん入れた方がいいんじゃないかとは思いましたね。
個人的お勧め度
★★★☆☆