SSB管理人が購入した女の子向けPCゲームの感想置き場です


タイトル
FANATICA(ファナティカ)
メーカー
発売日・金額
2004.11.4/¥9,240(税込)
ジャンル
ノベルアドベンチャー/ファンタジー/時間移動/豪華客船
対応OS・機能
Win/CGモード/シーン回想モード(フローチャート)/音楽モード
ボイス有(個別on/off設定可)/TXTスキップ・読み返し・オート・クイックセーブ&ロード有
ストーリー
21世紀の現代から19世紀末の時間に突然引き寄せられてしまった青年カーティスは、以前から時折見かけていた不思議な少年アーシルに出会う。アーシルは発見される以前の記憶を失っていた。カーティスはアーシルと共に生活をはじめ、奇術師としてヨーロッパ各地を転々としていた。しかし、半年ほど前からアーシルの様子がおかしくなり、背中にひび割れのような傷ができ、淫蕩で奔放な別の人格が見えかくれするようになっていた。カーティスらは友人から思いがけなく豪華客船の旅に招待され、一旦は断るものの、運命に導かれるかのように乗船することになる。『ファナティカ』という名の豪華客船、その行き先は…
ゲームの概要
COREの実質デビュー作
選択肢のないノベルゲームで、ゲーム中随所に埋め込まれたジャッジポイントを通過する時、ジャッジアイコン「蜘蛛」もしくは「蝶」のどちらを選んでいたかによって物語が分岐し、変化していく。
また、ゲーム本編とは違う時間軸に起こった物語も随時発生し読む事ができる。
感想
【お勧めユーザー】
因果因縁物語や悲恋の恋人たちの物語が好きな人
【難易度/攻略】
ルナークロニクルというシーン回想モードを兼ねたフローチャートがあるので、どの位置の話を読んでいるのか、読んでいない話はどのくらいあるかが分かります。
同じエンドに行き着くと、ヒントが出るので(分かりづらいですが)それでなんとか攻略できると思います。
【感想】
このゲームは、読んでいくだけなので、あらかじめカップリングは決まっており、主人公と親密になる相手を選ぶというようなことはできません。
テキストは「三人称多元描写」だそうで、場面によって主体がバラバラ。現在の色々な場面の物語を拾いながら、過去に散らばっている色々なキャラクターの断片的な物語を見せられるという感じです。ただし、色々なキャラクターの話が語られても、エンドは主人公の少年がどーしたというところに集約されてしまうので、他のキャラはどうなったんだか分からず、消化不良な感のエンドがあります。壮大な物語を読んでいるような気がするわりに、エンディングがあっさりしていて拍子抜けという感じもしました。
個人的に最も気になったのは、大富豪のボンボンと眼帯君の関係だったので、二人のハッピーなエンドがなくて、つまらなかったです。みんなが幸せになるグランドエンディングなんていうものもないし。あそこまで話を広げておいてエンド6つは貧弱です。
後日、ユーザー向けにエピソード追加プログラムが配付されるそうです。 いつになるのか知りませんが、ソフトの値段がべらぼうな分、やって然るべきですね。
お金がかかっているな、と思わせてくれる作りではありますが、値段分のボリュームかというと、ちょっと疑問でした。
【攻略対象&Love】
登場人物の多くは普通の人間ではなく、ある特別な能力をもった一族で、躯に快楽を与えないと「死んでしまう」ということになっています。
一族のみなさんにとって「快楽は餌のようなもの」だそうです。……。
ですから、H描写は必然的にあって、18禁ゲームらしい展開といえばそうなのですが、反面、Hに対する抵抗とか同性同士という壁などは、あまり感じません。
そこで、抵抗とか葛藤とかないと、萌えようがないんですが…。
それにあの、主人公の少年を青年が愛する余り抱けないとかいう設定だったみたいなんですが、Hなことは散々しているんです。それで「未遂」とか言われても、行為としては、激しく一線を踏み越えているので「変」です。そんな大事なら、何もするなよ、と思ってしまう。
また、一途に誰かを思い続けるならば、他の誰とやりまくろうが、誰かを身替わりにしてポイ捨てしようが、健気で純愛なんだ、とか。……思えませんでした。
しないと死んじゃうんだからしょうがないじゃないかと思っても、釈然としなかったです。心と体は別ですーという感覚に馴染めない人は、このゲーム合わないと思った方がいいです。
【システム&グラフィック】
画面中央にテキストが表示され、その両脇に人物を表示するスペースを取っている画面配置の方法は斬新ですし、選択肢を捨ててジャッジアイコンのシステムを盛り込むなど、ゲームの独自性を出そうという心意気を感じます(アイコンのシステムは、良かったんだかどうだか、微妙なところですが)
システムページなどのデザインも凝っていて綺麗です。
背景は描き込まれていて、豪華客船内部は臨場感があります。
イベントCGは、太すぎる主線に違和感を感じることはありますが、塗りなどは大変綺麗ですし、魅せる絵になっていると思いました。
【BGM&ボイス】
ゲーム世界に合った、綺麗で控えめなBGMがついており、効果音や環境音も洗練されています。場面によってBGMを止めたり、環境音だけにしたりと、音楽の入れ方にも神経を使っていることがうかがえます。
音声は早々に切ってしまってほとんど聞いていません。
声優さんがどうしたという訳でなく、テキストを早く回したかったので。
CGやBGMがちゃんとしているので、音声に頼らなくてもよさそうでした。
個人的お勧め度
★★★☆☆