SSB管理人が購入した女の子向けPCゲームの感想置き場です


タイトル
玉響
メーカー
発売日・金額
2006.11.24/¥8,190(税込)
ジャンル
アドベンチャー/和風伝奇
対応OS・機能
Win/CG鑑賞モード/シーン回想モード/音楽鑑賞モードボイス有(個別on/off設定可)・TXTスキップ・読み返し・オート有
ストーリー
大学生の主人公は、師事している民俗学の教授から、とある山間の集落で12年に一度しか行われない「秘祭」の調査に同行するよう頼まれる。
外部の人間を一切排除して行われてきたその祭の調査取材を申し込んだ所、主人公が同行するなら許可する旨の返答があったという。民俗学者であった主人公の亡き父の縁続きで、という理由で。
同行することを決めた主人公だったが、出立の直前になって教授が突然の病で行けなくなってしまう。めったにない機会をふいにすることはできず、主人公だけで調査に赴こうとするが、どうしても助手が必要で、やむなく荷造りの手伝いに来てくれていた親友と共に集落に向かうことになる。
到着すると、住民は余所者に警戒心もあらわで、とても歓迎されている様子がない。
戸惑いながらも調査を進めようとする主人公達だったが…
ゲームの概要
パルミエデビュー作
時折あらわれる選択肢の選び方でストーリーが変化するアドベンチャーゲーム
和風伝奇幻想譚
原画は穂坂ゆきねさん
感想
【お勧めユーザー】
和風伝奇モノが好きな人
原画家さんのファンの人
【難易度/攻略】
攻略は、難しいというか分かりにくい。
ストーリーを進める上で、通過しなければならないイベントがいくつかあるようなんですけど、それが何なのかイマイチはっきり分らない。
攻略キャラによっても変わってくるようですし。
アイキャッチ画面で、誰の好感度が高そうか分るようにはなっているみたいですが…。これも、あんまりはっきりしないです。
根性出せばフルコンプできるレベルかもしれませんが、差分集めなどはダルイ作業になりそう。
【感想】
随分前から開発中だった作品です。発売されてよかった。
孤立した村、因習、秘祭など、和風伝記もののツボは押さえたストーリーで、民俗学的要素も盛り込まれています。伝奇「ホラー」かと思うような雰囲気も含んでいます(そんな震え上がっちゃうような怖いシーンはありませんけど)
儀式とか、ほとんど出てこないので雰囲気だけにはなってしまっていますが。
終わってみて、結局何だったんだろうとか、これでいいのだろうかという疑問も湧いたりしましたけど、伝奇ものってそういう感じですし。
ありがちといえばそうなのかもしれませんが、本作はキャラクターがしっかり作られているので、ストーリーを辿るのは楽しかったです。
ただ、基本的なストーリーが一つしかないのは寂しかった。誰を攻略しても本筋の展開は同じで、誰と一緒にいるかが違うだけというような感じになっているので、繰返しプレイしていると退屈になってきてしまいます(スキップが早いのは嬉しかったですけど)
また、お約束のように長期間開発されてきた作品はスチルがほとんど雑誌等で公開済みだったりしますね。この作品もそうでした(ガックリ)
あと、テキストは読んでいて少々気になるところがありました。普通そういう場面でその単語は使わないんじゃないかな?と思ってしまうところが…。シナリオさん4人くらいいるみたいなんですけど、いいところもあり「え…?」と思うところもありました。視点も色々変わるので少々散漫に感じることもありました。
結局、良く出来ている方だとは思うんですけど、値段分の満足感を感じられるかというと、微妙でした。
ミニゲームとかいらないので本編を充実させてほしかったと思うのは、贅沢なのでしょうか…。
【攻略対象&Love】
攻略対象は4人。
謎めいた少年、元気な親友、無愛想な兄ちゃん、インテリ眼鏡。
あ、主人公も眼鏡ですね。
カップリングはすべてリバで、そういうシーンの直前の選択肢で受け攻めが変わります。ラブシーンは、1回(2パターン)のみ。
少年以外の4人(主人公含む)は総当たりリバで、主人公と誰かが親密になると、残りの二人が勝手にカップルになるという感じです。脇カプのイベントは自動発生するものの、進め方によっては途中で発生しなくなったりもします。
脇カプはあまり好きではなかったのですが、この作品においては、違和感なかったです。ちゃんと脇カプの事情も追っているからでしょうか。脇の方が面白いカップルに思える組み合わせもありました。カップリング萌えはできそうです。
で、ラブシーンなんですけど、攻略対象のみなさんには、それぞれ主人公に思い入れがあるので、そういう関係にもっていきたいと思うのは分からないでもないんですが、土壇場になっていきなり主人公の方が「俺がする!」みたいになると、ちょっと驚きました。
ノンケだったのに…。
ま、オールリバ作品はそういうもんだと思って割り切るしかありませんかね。
それから、ラブシーンのテキストなんですけど、途中からどれも同じような描写になってしまい…。なんだか、BLの型にはまり過ぎているような印象でした。
【システム&グラフィック】
システムは凝った作りで、動作も快適です。
背景画像は手書き風で、雰囲気バッチリです。
キャラクターグラフィックは、華とか萌えは少し足りないような気もしますが、デッサンがしっかりしていて、和服はとてもよく描けていて感心しました。男の和服は腰で着るのがカッコイイのですが、それを絵で見ることができて嬉しかったです。塗りも画風と合っていて柔らかい印象で綺麗。
スチルも綺麗なんですけど、枚数は足りてない感じでしたね。ラブシーンの スチルが各1枚づつだったりとか、すごく少ない印象です。表情替えでごまかせないところは真っ暗ですし…。
漫画家さん原画だと少ないですよね、絵。リバじゃなくていいから、もっとスチルが欲しかったです。
【BGM&ボイス】
BGMは、結構怖い曲から楽しい感じの曲まで色々。単体で聞きたいとはあまり思いませんでしたが、作品の雰囲気とは合っていると思います。
ボイスは通常演技では問題なかったんですけど、ラブシーンはちょっと辛いものがありました。演技のせいなのか、台詞のせいなのか…。
BL小説や漫画でありがちな台詞でも、声の演技がつくと勘弁してほしい気分になるものがありますね。個人的意見ですけど。
個人的お勧め度
★★★☆☆