SSB管理人が購入した女の子向けPCゲームの感想置き場です


タイトル
DRAMAtical Murder
メーカー
発売日・金額
2012.03.23/¥8,190(税込)
ジャンル
アドベンチャー/近未来
対応OS・機能
Win/CG鑑賞/シーン回想(一部)/音楽鑑賞/TXTスキップ・読み返し・オート
ボイス有(個別on/off設定可)
ストーリー
近未来。日本のある島は「東江財閥」によって買い上げられ、豪華な会員制娯楽施設「プラチナ・ジェイル」へと変貌した。島からの立ち退きを拒否した住民たちは、島内の「旧住民区」へと追いやられ、自由に島外へ出ることもままならなくなってしまう。
主人公は、旧住民区でジャンクショップの店番のバイトをしながら平凡な毎日を送っていた。
同じ年頃の若者たちが興じている争いごとや過激なネットゲームから無縁でいようとする主人公だったが、町の不穏な気配は感じていた。
人が消えるという噂。廃人同然になって戻ってくる人がいるという噂…。
そんな中、友人と連絡が取れなくなり、追い打ちをかけるように祖母の行方も分からなくなってしまう。
島で何が起ころうとしているのか。それは主人公の生い立ちと無縁ではない秘密が関わっていて…
ゲームの概要
Nitro+ CHiRALの長篇4作目
メーカー曰く「脳内クラッシュADV」
シナリオを読み進む中で出てくる選択肢(2択)の選び方によって中盤から攻略キャラごのとストーリーに分岐し、エンディングが変化していく
感想
【お勧めユーザー】
近未来、サイバーな世界観が好きな人
スプラッタOKな人
【難易度/攻略】
このメーカーさんの作品にしては選択肢が多く、ゲームらしい作品になっています。
キャラクタールートに入るには、基本的にお目当てキャラだけに好意的な選択をしていけばいいので、それほど難しくはないかと思います。
問題なのはベストエンドに至る選択。攻略対象のキャラクターごとに全く違うスタイルになっているので(それはそれで面白いのですが)ゲームに慣れていない人は戸惑うかもしれません。
私でも自力フルコンプできましたので、あまり難しく考えずトライしてみてください。
【感想】
若者たちが暴力に明け暮れているというような設定が、1作品目の「咎狗の血」と似ているようでありながら、ポップで明るいイメージを持つ雰囲気の違う作品。
近未来ということで、耳慣れない道具や遊びなどが出てきますが、設定の説明などをスマートにこなしているので、置いてけぼりにならず作品に入りやすかったです。聞き慣れない単語を覚えられず「●●って何だっけ?」と思うこともしばしばでしたが…。
世界観が細かく作りあげられている点は評価できるのですが、色々盛り込みすぎなのか、ストーリーが散漫になっている感じはありました。
前半部分は、世界観の説明とストーリーの筋を追うことに費やされているため、キャラクター同士のエピソードがあまり描かれていないので、今ひとつ感情移入できないところがあるように思いました。
物語の終わり方もなんとなくスッキリしない感じでしたね。明確な「敵対する存在」があるにもかかわらず、ガチンコ対決して勝敗が決まるというような展開にならないからでしょうか。続編への布石なのかなんだか分かりませんが…。
ストーリーは、前半の共通ルートと後半のキャラクターごとのルートに分かれますが、基本的に一本道。超高速スキップという機能があるので、繰り返しプレイがそれほど苦ではなかったです。
ボリュームは他作品に比べると少ないようですが、個人的にはよかったと思います。あまりに長いのは辛いので。
あと、伝統なのか、バッドエンドでスプラッタな展開が多いですね。ヤンデレみたいな…。
【攻略対象&Love】
攻略対象は5人。ナンパな幼なじみ、無愛想な年下、天然ガスマスク、おっかないおじさん。4人を攻略後、隠しキャラ(?)が攻略できるようになるようです。
正直、普通の相手がいません。
主人公は総受け状態。
いちゃラブな展開は、エンディング付近にしかありません。ない人もいます。
無理矢理とか成り行きとかいう関係も同じくらいある感じです。ストーリー展開上、途中でラブラブしている場合ではありませんし。仕方ないところかもしれません。
【システム&グラフィック】
作品の独特の世界観は、キャラクターデザインに頼っているところが大きいです。
時代設定は未来ですが、着物や梵字のようなデザインを取り入れているので、どうもレトロな感じがあります。近未来=サイバーチックな世界観を好む人は違和感を覚えるかもしれません。
キャラクターグラフィックは好みが分かれるかも。ただ、画力のある絵師さんなので、スチルはとてもキレイです。
作品中に昔のPRGのようなゲーム画面が多く出てくるのですが、個人的には無駄に思えました。当時のゲームを知っている人はウケるのかもしれませんが、それだけなのです。昔のRPGを使わなくてはならない必然性を感じなかったので。
電脳オンラインゲームの戦闘シーンは格好良く出来ているので、全部のキャラクターについて見たかったなと思いました。
ただ、戦闘シーンはエフェクトなどを多用しているせいか、非力なマシンでプレイしていると動作が重くなってヒヤヒヤしました。
超高速スキップというシステムは、初めて見ました。スキップ中ゲーム画面を表示しないので動作が速いのですが、ストップした時前の文を見ることができないのは難点でしょうか。でもずいぶん助かりました。
【BGM&ボイス】
BGMは控えめで、あまり印象に残りませんでした。
エンディングごとに流れる曲が違います。ボーカル曲は作品の雰囲気と合っているとは思いましたけれど、同じエンドロールなのに曲が違うとスキップできなくて悲しかったです。
ボイスは特に問題なかったと思いました。
個人的お勧め度
★★★★☆